19章：Java Applet

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3. Appletクラス

　　AppletクラスはPanelクラスのサブクラスです。只単にAWTのパネルとしての役割の他に、Javaとブラウザとの架け橋をしてくれるクラスでもあります。

メソッド

boolean isActive()
　　　　このアプレットがアクティブかどうかを返します。
　　　　これについては後述します。

URL getDocumentBase()
　　　　このアプレットが含まれているページのサイト名＋ディレクトリ名を返します。
　　　　例えばこのページが[http://www5c.biglobe.ne.jp/~ecb/java/19_03.html]の時は、[http://www5c.biglobe.ne.jp/~ecb/java/]が返されます。

URL getCodeBase()
　　　　このアプレットが含まれているページのサイト名＋ディレクトリ名＋ファイル名を返します。
　　　　例えばこのページが[http://www5c.biglobe.ne.jp/~ecb/java/19_03.html]の時は、[http://www5c.biglobe.ne.jp/~ecb/java/19_03.html]が返されます。

String getParameter(String)
　　　　HTMLの<APPLET>タグ内で指定したパラメータを返します。
　　　　これについては後述します。

AppletContext getAppletContext()
　　　　アプレットコンテキストを返します。
　　　　これについては後述します。

void resize(int width, int height)
　　　　アプレットのサイズ変更を要求します。
　　　　ブラウザで実行している場合は変化しません。

void resize(Dimension size)
　　　　アプレットのサイズ変更を要求します。
　　　　ブラウザで実行している場合は変化しません。

void showStatus(String msg)
　　　　ブラウザのステータスバー（一番下の欄）にメッセージを表示させます。

Image getImage(URL url)
　　　　urlで指定したURLの画像のImageオブジェクトを返します。
　　　　実際にネットワークから画像がダウンロードされるのは実際にImageオブジェクトを使用する際で、このメソッドはネットワークへのアクセスを試みず、すぐに復帰します。

Image getImage(URL url, String name)
　　　　urlで指定したURLの画像のImageオブジェクトを返します。
　　　　nameはurlからの相対位置を指定します。
　　　　実際にネットワークから画像がダウンロードされるのは実際にImageオブジェクトを使用する際で、このメソッドはネットワークへのアクセスを試みず、すぐに復帰します。

AudioClip getAudioClip(URL url)
　　　　urlで指定したURLのオーディオクリップのAudioClipオブジェクトを返します。
　　　　実際にネットワークからデータがダウンロードされるのは実際にAudioClipオブジェクトを使用する際で、このメソッドはネットワークへのアクセスを試みず、すぐに復帰します。
　　　　このサイトではオーディオクリップについては説明しません。

AudioClip getAudioClip(URL url, String name)
　　　　urlで指定したURLのオーディオクリップのAudioClipオブジェクトを返します。
　　　　nameはurlからの相対位置を指定します。
　　　　実際にネットワークからデータがダウンロードされるのは実際にAudioClipオブジェクトを使用する際で、このメソッドはネットワークへのアクセスを試みず、すぐに復帰します。
　　　　このサイトではオーディオクリップについては説明しません。

void play(URL url)
　　　　urlで指定したURLのオーディオクリップを再生します。
　　　　オーディオクリップが見つからない場合は何もしません。
　　　　このサイトではオーディオクリップについては説明しません。

void play(URL url, String name)
　　　　urlで指定したURLのオーディオクリップを再生します。
　　　　nameはurlからの相対位置を指定します。
　　　　オーディオクリップが見つからない場合は何もしません。
　　　　このサイトではオーディオクリップについては説明しません。

String getAppletInfo()
　　　　このアプレットの情報を返します。
　　　　プログラム作成者はこのメソッドをオーバーライドして、プログラム名、バージョン、著作権などを返します。

Locale getLocale()
　　　　このアプレットのロケールを返します。
　　　　このサイトではロケールについては説明しません。

void init()
　　　　このアプレットがロードされ実行され始める時に呼ばれます。
　　　　このメソッドをオーバーライドしてプログラムを作成します。
　　　　詳細は後述します。

void start()
　　　　このアプレットが実行される際、再開される際に呼ばれます。
　　　　必要ならばオーバーライドします。
　　　　詳細は後述します。

void stop()
　　　　このアプレットが実行を中止する際に呼ばれます。
　　　　必要ならばオーバーライドします。
　　　　詳細は後述します。

void destroy()
　　　　このアプレットが終了する際に呼ばれます。
　　　　必要ならばオーバーライドします。
　　　　詳細は後述します。

TestApplet19_03.java
import java.awt.*; import java.util.*; import java.applet.*; /* <applet code="TestApplet19_03" width=200 height=150><Applet> */ public class TestApplet19_03 extends Applet implements Runnable{ /* スレッド本体 */ public void run(){ while(true){ /* 指定時間待機します。*/ try{ Thread.sleep(1000); }catch(Exception e){} /* 現在時刻をステータスバーに表示 */ showStatus( (new Date()).toString() ); } } public void init(){ /* スレッド開始 */ (new Thread(this)).start(); } }
JavaAppletが有効だとここに上記のプログラム実施例が表示されます。アプレットが起動していると、ステータスバーに日付と時刻が表示されています。

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