1章：Javaの基礎

トップ->Java Applet入門

Java入門内検索

このページの先頭に戻る

トップページに戻る

このページの先頭に戻る
 トップページに戻る

トップ-> C++入門：1章 Javaの基礎-> 定数と変数

前ページへ　:　トップへ　:　次ページへ

5. 定数と変数

　　宣言した変数に値を代入する方法を説明しますが、その前に定数について説明します。

整数定数
　　整数定数には次のような種類があります。
・10進数 100 255 -50 ・16進数 0x64 0xFF ・8進数 0144 0377 ・文字 'd' 'あ'
　　このように8進数を表す場合には、最初に「0」を、16進数で表す場合には「0x」をつけます。文字は１文字です。CやC++では、ひらがなや漢字のような全角文字は２バイトになるため、１文字とは考えませんでした。しかしJavaでは漢字だろうがひらがなだろうが、１文字は１文字なのです。
　　また、long型として定義する場合は、数字の後に「l」または「L」をつけなくてはなりません。
小数定数
　　小数の場合は普通の書き方ともう一つの方法があります。普通の書き方は、「1.234」、「-0.364」のような書き方です。
　　しかしこの書き方では100万や100万分の一などを書きたい場合、この書き方は不便です。そこで「1e6」や「1E-6」のように、10の何乗かで表現できます。「e」と「E」はどちらでも構いません。
　　したがって、円周率を表すには、「3.1415」「0.31415E1」、「31415E-5」などと表すことができます。
　　また、小数は標準でdouble型になりますので、float型として扱いたい場合は、数字の後に「f」または「F」をつけなくてはなりません。
代入 宣言した変数に対して、定数を代入することができます。 int a, b; // 変数名「a」「b」をint型で宣言 char ch1, ch2; // 変数名「ch1」と「ch2」をchar型で宣言 long l; // 変数名「l」をlong型で宣言 float f; // 変数名「f」をfloat型で宣言 ch1 = 'A'; ch2 = 0x4C; // 16進数で4Chを代入 l = 'C'; // long型lに'C'のASCIIコード4Chを代入 // f = 3.1415; // エラー！！ f = 3.1415f; // fを最後に付ける a = b = 100; // aとbに100を代入 一番最後の「a = b = 100;」は実は複雑な使い方です。詳細は後述します。ここではaにもbにも100が代入されると覚えておいてください。
初期化
　　変数を宣言しただけだと、どんな値が入っているかわかりません。変数の宣言と同時にある値で初期化することもできます。
int a = 100; char ch = 'あ'; int b = a = 5; // aもbも5になる int n = m = 100; // このような使い方はダメ!!

　　変数を宣言しただけだと、どのような値が入っているかわかりません。宣言と同時に初期化をせず、さらに代入もしないでその変数を使おうとするとエラーが出ます。

import java.io.*;

class Test{
    public static void main(String args[]){
        int a;
        int b = a;	// どんな値が入っているかわからないaでbを初期化することはできない
    }
}


C:\java\>javac Test.java
Test.java:6: Variable a may not have been initialized.
                int b = a;
                        ^
1 error

　　この様なエラーがコンパイル時に出ることによって、CやC++では気がつかなかったバグを未然に防ぐことができます。

前ページへ　:　トップへ　:　次ページへ