18章：AWT

トップ->Java Applet入門

Java入門内検索

このページの先頭に戻る

トップページに戻る

このページの先頭に戻る
 トップページに戻る

トップ-> Java入門：18章 AWT-> 25.Point

前ページへ　:　トップへ　:　次ページへ

25. Point

　　しばらくは、単純なクラスを紹介します。ちょっと休憩がてら読み物と思って読んで頂ければ良いと思います。

　　Pointクラスは座標を具現化したクラスです。つまり、int型のx座標とy座標を持つクラスです。単純なクラスですので、AWT以外でも汎用的に使用することができます。

コンストラクタ

Point()
　　　　　　x座標、y座標とも原点(0,0)のインスタンスを作成します。

Point(int x, int y)
　　　　　　指定された座標(x, y)のインスタンスを作成します。

Point(Point p)
　　　　　　コピーコンストラクタです。pと同じ座標のインスタンスを作成します。

メソッド

Point getLocation()
　　　　自分自身のコピーを返します。スーパークラスから継承されているclone()メソッドと同じです。

double getX()
　　　　X座標を返します。

double getY()
　　　　Y座標を返します。

void move(int x, int y)
　　　　指定された座標(x, y)に設定し直します。
　　　　setLocationメソッドと同じです。

void setLocation(int x, int y)
　　　　指定された座標(x, y)に設定し直します。
　　　　moveメソッドと同じです。

void setLocation(double x, double y)
　　　　指定された座標(x, y)に設定し直します。
　　　　double型なのが特徴ですが、実際にはint型に丸め込まれて保持されます。

void setLocation(Point p)
　　　　pと同じ座標に設定し直します。

void translate(int dx, int dy)
　　　　現在の座標から（dx, dy）移動させます。
　　　　つまり、新しい座標は（x+dx, y+dy）となります。

　　このクラスは、[java.awt.geom.Point2D]のサブクラスです。このPoint2Dのメソッドを紹介します。

メソッド

double distance(double x, double y)
　　　　現在の座標と、(double x, double y)座標との距離を求めます。

double distance(Point2D p)
　　　　現在の座標と、pで示された座標との距離を求めます。
　　　　引数はPoint2Dですが、Pointクラスも使用可能です。

static double distance(double x1, double y1, double x2, double y2)
　　　　(double x1, double y1)、(double x2, double y2)との距離を求めます。

boolean equals(Object obj)
　　　　２つの座標が同じ座標を指しているかを調べます。
　　　　演算子[==]は、同じインスタンスかを調べるだけで、同じ値かを調べることはできませんので、このメソッドを使います。

前ページへ　:　トップへ　:　次ページへ