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はじめに
Java入門へようこそ。
JavaはWindowsやMacOS、UNIXさらには携帯電話やPalmなどのようなPDAなどさまざまなプラットフォーム
で使用できるように作られたプログラム言語です。CPUの種類が異なっても使用できるということは
すごいことです。
一般にC言語のようなプログラムは、人間が作ったプログラムをCPUが理解できる言葉に翻訳
します。これをコンパイルといいます。Javaでは、CPUが理解できる言葉に翻訳するのではなく、
Java Virtual Machine(JVM)が理解できる言葉(中間言語=バイトコード)にコンパイルします。WindowsではWindows用の
JVM上で、UNIXではUNIXで動作するJVM上で、このコンパイルされたバイトコードが実行されるのです。
JVMは、コンパイルされたプログラムをWindowsなりUNIXが理解できる言葉に、さらに翻訳されて
実行されるのです。このようにしてさまざまなプラットフォーム上で動作することができます。
コンパイルされたバイトコードはclassファイルといい、当然WindowsでもUNIXでも同じファイル
ができあがるため、WindowsでコンパイルされたclassファイルをUNIXで実行することも可能です。
したがって、Windowsで作られたJava AppletをMacで実行することもできるのです。
Javaは、プログラムしやすいように、便利なクラスが標準で用意されています。例えば、
GUIを作ろうとした場合、ボタンを担うプログラム(クラス)、テキストを入力するための
テキストエリアを担うプログラム(プログラム)、さらには通信を担うプログラム(クラス)が
用意されているのです。プログラマーは用意されたプログラム(クラス)をつなぎ合わせるだけで
プログラムを作っていくわけです。
標準で用意されているクラスはJava2と呼ばれるバージョンで1500を超えます。さらに、
ほかの人が作ったクラスをあわせると膨大な数になります。こんなに解説することは無理なので、
ここではJavaの基本と、有用なクラスと、ブラウザ上で実行可能なJava Appletを解説します。
Java Appletとは、IEやNetscape Navigatorなどのブラウザ上で動作するJavaのことで、
一般にJava2に対してJava1と呼ばれるバージョンが動作します。最新のブラウザではJava2の
一部が動作するようです。古いブラウザでもプラグインをインストールすればJava2の一部が
動作可能ですが、ここでは汎用性を考慮し、Java1の解説を行います。
Java2はJava1を機能拡張したもので、バグが少ないのと、便利なクラスが追加されています。
本ホームページでは「Java入門」ですので、基本的なことを学ぶのが目的ですので、
Java1で充分だと思います。基本的なことを学んだあとは、必要によって解説書や、他のホームページ
などでJava2に挑戦していってもらいたいと思います。
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