例えば100個のデータがあった場合、これを入れるための変数として、a1,a2,a3,・・・,a100と
変数を設定したのでは大変なことになってしまうことは明らかです。このデータの形式が
同じ場合、メモリー上に100個の連続した領域を確保し、何件ものデータを総括的に扱う
ことができる方法を配列といいます。配列は、変数名と何番目のデータを指すかという
添え字で構成されています。
例えば、1ヶ月のお店の来客数を管理するのに、raikyaku01,raikyaku02,
raikyaku03,・・・raikya31なんてやっていたら大変なことになります。
そこでraikyakuという配列を日にちという添え字を用いて利用するわけです。具体的には
raikyaku(1),raikyaku(2),・・・raikyaku(31)ってな具合です。
配列を利用すると何が便利なのでしょうか? それは添え字に変数が使えることです。
先ほどの1ヶ月の来客数を表示する場合、配列を使わないとraikyaku01,
raikyaku02,raikyaku03,・・・raikya31と表示させたい変数を
すべて列挙しなくてはなりません。配列を使うと、反復構造を使って、添え字の変数を
1ずつ増やしていくだけでいいのです。
ところで、配列の添え字は0から始まるプログラム言語と、
1から始まるプログラム言語があります。。
JavaやC言語では0から始まります。これに対してCOBOLでは1から始まります。
Javaでは、配列を入れるための変数を宣言し、配列の領域を確保し、確保した領域を
宣言した変数に入れると言う操作をしなくてはなりません。領域を確保する際には、
どのくらいの大きさの配列か(何番目までデータを入れるか)を指定しなければなりませんが、
配列を入れるための変数を宣言する際には、どのくらいの大きさかは宣言しなくても構いません。
この辺が、C言語の配列と少し違うところです。