ストリームとは、「流れ」、「小川」という意味です。Javaではデータの流れを言います。
流れはどこからどこかへ流れるものです。Javaでもどこからどこへデータが流れるかを
指定するだけの物です。例えば、キーボードからファイルへとか、ファイルからディスプレイに
と言った具合です。
入力を担うクラスは、そのコンストラクタで「どこから」を指定し、「どこに」はそのメソッドで
指定します。逆に出力を担うクラスは、そのコンストラクタで「どこへ」を指定し、どこからはメソッド
で指定します。
いくつかのクラスでは、機能を拡張するために、ストリームクラスを連結する場合もあります。例えば
ストリームの入力に他のストリームクラスの出力をつなげるといった具合です。
また、ストリームは大きく分けて2つに分けられます。「文字ストリーム」と
「バイトストリーム」です。文字ストリームとは、読んで時のごとく、文字や
文字列を扱うストリームで、入力はキーボードやテキストファイル、出力はディスプレイやテキストファイル
です。バイトストリームは、バイナリデータを扱うストリームで、floatなどバイナリデータを扱うことができます。