メソッド |
protected Object |
clone()
自分自身の複製を作成します。例えばメンバー変数がint型などのプリミティブ型の場合は
それらをコピーするだけでよいですが、メンバー変数に他のクラスのインスタンスがある場合、そのインスタンス
の参照先をコピーするだけでよいか、それともそのインスタンスの複製をそのクラスのcloneメソッドを呼び出して
作成する必要があるかは、クラスによって異なり、これはプログラマに任されます。
cloneメソッドを実装した場合はclone可能であることを示すために、Cloneableインターフェースを
インプリメントします。逆にCloneableをインプリメントしていないクラスのcloneメソッドを呼ぼうとした場合には
CloneNotSupportedExceptionが投げられます。 |
boolean |
equals(Object obj)
引数で与えられたインスタンスと自分自身が同じならばtrueを返します。クラスによって
同じという概念が異なる場合があります。例えばメンバー変数にあるクラスが定義されている場合は
その参照先が同じ(==演算子を使用する)ならば「同じ」と定義するのか、その中身が同じ(そのクラスの
equalsメソッドを呼び出す)ならば「同じ」と定義するのかは、プログラマに任されます。 |
String |
toString()
このクラスの文字列表記を定義します。例えばデバッグ情報などを表示させたい場合には、
このクラスのメンバー変数の値をすべて文字列に変換します。
オーバーライドしない場合は、クラス名とそのインスタンスのハッシュコード(16進数)が返されます。
ハッシュコードとは、すべてのインスタンスに固有の数字で、実行される度に異なる値になることもあります。
プラットフォームによって異なりますが、Windowsの場合はそのインスタンスが生成されたメモリアドレスが
そのままハッシュコードになります。 |
void |
notify()
このオブジェクトのモニターで待機中のスレッドを 1 つ再開します。詳しくは
スレッド間通信参照 |
void |
notifyAll()
このオブジェクトのモニターで待機中のスレッドをすべて再開します。詳しくは
スレッド間通信参照 |
void |
wait()
他のスレッドがこのオブジェクトの notify() メソッドまたは notifyAll() メソッドを呼び出すまで、現在のスレッドを待機させます。詳しくは
スレッド間通信参照 |
void |
wait(long timeout)
他のスレッドがこのオブジェクトの notify() メソッドまたは notifyAll() メソッドを呼び出すか、
指定された時間(単位はミリ秒)が経過するまで、現在のスレッドを待機させます。詳しくは
スレッド間通信参照 |