15章：入出力

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25. ByteArrayOutputStream

　　データがバイト配列に書き込まれる出力ストリームです。データが書き込まれるに従って、自動的にバッファは大きくなっていきます。toByteArrayメソッドやtoStringメソッドを使ってデータを取り出すことができます。

　　このクラスのcloseメソッドは実質的に何もしていないため、closeした後も、writeすることが可能です。しかし、これは行儀の良いプログラムとは言えません。また、最後にcloseをしなくても問題はありませんが、やはりこれも行儀の良いプログラムとは言えません。

import java.io.ByteArrayOutputStream

コンストラクタ

ByteArrayOutputStream()

デフォルトサイズのByteArrayOutputStreamを作成します。

ByteArrayOutputStream(int size)

初期サイズがsizeで指定されたバッファサイズでByteArrayOutputStreamを作成します。
sizeが負数の場合IllegalArgumentExceptionが投げられます。

メソッド

void write(int b) throws IOException



bの下位1バイト書き込みます。
入出力エラーのときにIOExceptionが投げられます。

void write(byte[] buf) throws IOException



データを書き込みます。
bufがnullの場合はNullPointerExceptionが返されます。
入出力エラーのときにIOExceptionが投げられます。

void write(byte[] buf, int off, int len) throws IOException



bufのoffバイト目からlenバイトのデータを書き込みます。
off, lenが負数の場合、off+lenが配列bufの大きさを超える場合にはIndexOutOfBoundsExceptionが返されます。
bがnullの場合はNullPointerExceptionが返されます。
入出力エラーのときにIOExceptionが投げられます。

void close() throws IOException



ストリームをクローズしますが、このクラスのcloseメソッドは実質的に何もしません。
入出力エラーのときにIOExceptionが投げられます。

void flush() throws IOException



この出力ストリームをフラッシュし、バッファに入っている出力バイトをすべて強制的に書き込みますが、このクラスのflushメソッドは実質的に何もしません。
入出力エラーのときにIOExceptionが投げられます。

void reset()



データを破棄します。ただし、バッファサイズは変更されません。

int size()



バッファサイズが返されます。

byte[] toByteArray()



この出力ストリームの書き込まれた内容のコピーが返されます。

String toString()



デフォルトのエンコーディングによってバイトを文字列に変換します。

void writeTo(OutputStream out) throws IOException



他のOutputStreamにこのストリームの内容すべてを書き出します。
入出力エラーのときにIOExceptionが投げられます。

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