18章：AWT

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10. CardLayout

　　CardLayoutはトランプのカードのように複数のコンポーネントが重ね合っていて、それをめくるような感じです。後述するPanelに複数のコンポーネント(ButtonやLabelなど)を入れておき、そのPanelをカードとして登録します。この複数のカードをメソッドによってめくっていきます。

コンストラクタ

CardLayout()
　　　　　　間隔0のCardLayoutを作ります。

CardLayout(int h_gap, int v_gap)
　　　　　　h_gapは水平方向、v_gapは垂直方向のギャップです。

メソッド

int getHgap()
　　　　水平方向のギャップを返します。

int getVgap()
　　　　垂直方向のギャップを返します。

void setHgap(int gap)
　　　　水平方向のギャップを設定します。

void setVgap(int gap)
　　　　垂直方向のギャップを設定します。

void first(Container parent)
　　　　カードの最初のコンポーネントを表示させます。parentはこのレイアウトに関連づけられているコンテナを指定します。

void last(Container parent)
　　　　カードの最後のコンポーネントを表示させます。parentはこのレイアウトに関連づけられているコンテナを指定します。

void next(Container parent)
　　　　次のコンポーネントを表示させます。parentはこのレイアウトに関連づけられているコンテナを指定します。
　　　　現在が最後の場合は最初に戻ります。

void previous(Container parent)
　　　　１つ前ののコンポーネントを表示させます。parentはこのレイアウトに関連づけられているコンテナを指定します。
　　　　現在が最初の場合は最後に戻ります。

import java.awt.*; class Test{ public static void main(String args[]){ Frame frm; CardLayout layout; // フレームを作成します。(この状態ではまだフレームは不可視です) frm = new Frame("18-10 CardLayout例"); // カードレイアウトを作成します layout = new CardLayout(); // レイアウトを設定します。 frm.setLayout(layout); // フレームのサイズを設定します。(まだ不可視です。) frm.setSize(new Dimension(200,100)); // ボタンをフレームに追加します。 frm.add(new Button("1"), "a"); frm.add(new Button("2"), "b"); frm.add(new Button("3"), "c"); frm.add(new Button("4"), "d"); frm.add(new Button("5"), "e"); frm.add(new Button("6"), "f"); // フレームを表示させます。 frm.setVisible(true); // １秒おきにカードをめくる while(true){ try{ Thread.sleep(1000); }catch(Exception e){} layout.next(frm); } } }
JavaAppletが有効だとここに上記のプログラム実施例が表示されます。

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