Stringクラスの文字列は「+」演算子を使って結合することができますが、Stringクラス文字列は定数として
扱われるため、文字列の長さが変わるような結合などを頻繁に行うと処理時間が要したりします。この場合には
StringBufferクラスを用います。(ただしここでは省略します。)
メソッド |
int |
length()
文字列の文字数を返します。C++などと違って、Javaではunicode文字なので、漢字なども1文字とカウントされます。 |
char |
charAt(int index)
index番目の文字を返します。最初の文字は0になります。indexが不正の場合はIndexOutOfBoundsExceptionが投げられます。 |
byte[] |
getBytes()
この文字列をバイト配列に変換します。
プラットフォームのデフォルト文字セットを使用するため、他のプラットフォームでは文字化けする可能性があります。 |
boolean |
equals(Object str)
指定したstr(strはStringクラス)と比較をします。同じ文字列であればtrueが返されます。大文字小文字は区別されます。
「==」演算子では参照先が同じかを比較する演算子なので、同じ文字列でもfalseが返される場合があります。
したがって、文字列の比較にはequals演算子を使います。 |
boolean |
equalsIgnoreCase(String str)
指定した文字列strと比較をします。同じ文字列であればtrueが返されます。大文字小文字は区別されません。 |
int |
compareTo(String str)
Unicodeの辞書式に従って文字列を比較します。strの方が辞書の後にあれば負数が、
strの方が辞書の前にあれば正数が返されます。equalsメソッドでtrueが返される場合には0が返されます。
strがnullの場合にはNullPointerExceptionが投げられます。 |
boolean |
startsWith(String prefix)
文字列がprefixで始まる場合にtrueが返されます。
引数がnullの場合にはNullPointerExceptionが投げられます。 |
boolean |
startsWith(String prefix, int offset)
offset番目の文字列がprefixで始まる場合にtrueが返されます。
引数がnullの場合にはNullPointerExceptionが投げられます。 |
boolean |
endsWith(String suffix)
文字列がsuffixで終わる場合にtrueが返されます。
引数がnullの場合にはNullPointerExceptionが投げられます。 |
int |
indexOf(int ch)
文字列を最初から最後に向かって検索し、文字(char型ではなくint型にキャストして引数として渡す)chが最初に出てきた
インデックスを返します。指定した文字が見つからない場合には-1が返されます。 |
int |
indexOf(int ch, int fromIndex)
文字列をfromIndex番目の文字から最後に向かって検索し、文字(char型ではなくint型にキャストして引数として渡す)chが最初に出てきた
インデックスを返します。指定した文字が見つからない場合には-1が返されます。 |
int |
indexOf(String str)
文字列を最初から最後に向かって検索し、文字列strが最初に出てきた
インデックスを返します。指定した文字が見つからない場合には-1が返されます。
strがnullの場合にはNullPointerExceptionが投げられます。 |
int |
indexOf(String str, int fromIndex)
文字列をfromIndex番目の文字から最後に向かって検索し、文字列strが最初に出てきた
インデックスを返します。指定した文字が見つからない場合には-1が返されます。
strがnullの場合にはNullPointerExceptionが投げられます。 |
int |
lastIndexOf(int ch)
文字列を最後から最初に向かって検索し、文字(char型ではなくint型にキャストして引数として渡す)chが最初に出てきた
インデックスを返します。指定した文字が見つからない場合には-1が返されます。 |
int |
lastIndexOf(int ch, int fromIndex)
文字列をfromIndex番目から最初に向かって検索し、文字(char型ではなくint型にキャストして引数として渡す)chが最初に出てきた
インデックスを返します。指定した文字が見つからない場合には-1が返されます。 |
int |
lastIndexOf(String str)
文字列を最後から最初に向かって検索し、文字列strが最初に出てきた
インデックスを返します。指定した文字が見つからない場合には-1が返されます。
strがnullの場合にはNullPointerExceptionが投げられます。 |
int |
lastIndexOf(String str, int fromIndex)
文字列をfromIndex番目から最初に向かって検索し、文字列strが最初に出てきた
インデックスを返します。指定した文字が見つからない場合には-1が返されます。
strがnullの場合にはNullPointerExceptionが投げられます。 |
String |
substring(int beginIndex)
この文字列の部分文字列である新しい文字列を返します。部分文字列は指定されたインデックスで始まり、この文字列の最後までになります。
例えば
"unhappy".substring(2) では "happy" が返される
"矢田亜紀子".substring(2) では "亜紀子" が返される
引数が不正の場合にはIndexOutOfBoundsExceptionが投げられます。 |
String |
substring(int beginIndex, int endIndex)
この文字列の部分文字列である新しい文字列を返します。部分文字列は、指定された beginIndex から始まり、インデックス endIndex - 1 にある文字までです。
例えば
"smiles".substring(1, 5) では "mile" が返される
"北海道、東京、沖縄".substring(4, 6) では "東京" が返される
引数が不正の場合にはIndexOutOfBoundsExceptionが投げられます。 |
String |
concat(String str)
文字列strを最後に連結した文字列を返します。
「+」演算子を用いることもできます。
例) "ABC".concat("DEF") と "ABC"+"DEF"は同じ。
strがnullの場合にはNullPointerExceptionが投げられます。
|
String |
replace(char oldChar, char newChar)
文字列内のoldCharをnewCharに置換した文字列を返します。 |
String |
toLowerCase()
文字列内の大文字を小文字に変換します。unicodeで比較されますので全角アルファベットなども変換されます。 |
String |
toUpperCase()
文字列内の小文字を大文字に変換します。unicodeで比較されますので全角アルファベットなども変換されます。 |
String |
trim()
文字列のコピーを返します。ただし、最初と最後の空白文字(\u0020以下の文字)は省略されます。全角スペースは
削除されません。 |
char[] |
toCharArray()
文字列をchar配列に変換します。 |
void |
insertElementAt(Object obj, int index)
Vectorの指定されたindexに、指定されたオブジェクトを要素として挿入します。 |
static String |
valueOf(Object obj)
objのtoStringが呼ばれます。objがnullの場合は"null"が返されます。
デバッグ作業中やエラーメッセージでそのクラスのインスタンスの中身を表示させたい時などにも利用されます。 |
static String |
valueOf(boolean b)
bがtrueの場合は"true"が、falseの場合は"false"が返されます。
デバッグ作業中やエラーメッセージでそのクラスのインスタンスの中身を表示させたい時などにも利用されます。 |
static String |
valueOf(char ch)
chの文字をString型に変換した1文字の文字列が返されます。 |
static String |
valueOf(int n)
nを文字列に変換した文字列が返されます。例えばn=100ならば"100"が返されます。 |
static String |
valueOf(long n)
nを文字列に変換した文字列が返されます。例えばn=100ならば"100"が返されます。 |
static String |
valueOf(float n)
nを文字列に変換した文字列が返されます。例えばn=100ならば"100"が返されます。 |
static String |
valueOf(double n)
nを文字列に変換した文字列が返されます。例えばn=100ならば"100"が返されます。 |