18章：AWT

トップ->Java Applet入門

Java入門内検索

このページの先頭に戻る

トップページに戻る

このページの先頭に戻る
 トップページに戻る

トップ-> Java入門：18章 AWT-> 18.Choice

前ページへ　:　トップへ　:　次ページへ

18. Choice

　　チョイスとはWindowsではコンボボックスと呼ばれるコンポーネントで、コンポーネントをクリックすると選択肢がプルダウンしてきてどれか１つを選択させるようなGUIのコンポーネントです。

血液型：

【使い方】

Choiceのインスタンスを作成します。
このインスタンスを配置するFrameなどContainerに追加(addメソッド)する。
項目を追加(addメソッドもしくはaddItemメソッド)します。
ItemListenerを追加(addItemListenerメソッド）します。
選択項目に変化があった場合に呼ばれるitemStateChangedメソッドを実装します。

コンストラクタ

Choice()
　　　　　　新しいChoiceを作成します。唯一のコンストラクタです。

メソッド

void add(String item)
　　　　Choiceのメニューに項目を追加します。
　　　　Java 1.2未満専用。

void addItem(String item)
　　　　Choiceのメニューに項目を追加します。
　　　　Java 1.2(Java2)以降専用。

void insert(String item, int index)
　　　　indexで指定した位置にメニューの項目を挿入します。indexが０の場合は一番最初に挿入されます。
　　　　indexが現在登録されているメニューよりも後ろになる場合は、一番最後に追加します。
　　　　indexが負数の場合、IllegalArgumentExceptionが投げられます。

void remove(int index)
　　　　indexで指定した位置にメニューを削除します。indexが０の場合は一番最初が削除されます。
　　　　indexが不正な場合、IndexOutOfBoundsExceptionが投げられます。

void remove(String item)
　　　　itemで指定したメニューを削除します。
　　　　itemが登録されていない場合は、IllegalArgumentExceptionが投げられます。

void removeAll()
　　　　登録されている項目すべてを削除し、からにします。

void select(int index)
　　　　indexで指定したメニューを選択します。
　　　　このメソッドを実行してもItemEventは発生しません。
　　　　indexが不正な場合、IllegalArgumentExceptionが投げられます。

void select(String item)
　　　　itemで指定したメニューを選択します。
　　　　このメソッドを実行してもItemEventは発生しません。
　　　　itemが登録されていない場合、IllegalArgumentExceptionが投げられます。

int getSelectedIndex()
　　　　選択されている項目のインデックスを返します。

String getSelectedItem()
　　　　選択されている項目を返します。

void addItemListener(ItemListener il)
　　　　イベントが発生した場合のItemListenerを登録します。

void removeItemListener(ItemListener il)
　　　　ilで指定したItemListenerを削除します。

Object[] getSelectedObjects()
　　　　チェックされているいればthisをObject配列(長さ=1)として返します。
　　　　チェックされていなければnullが返ります。
　　　　このメソッドはCheckbox、Choice、Listなどが実装しているItemSelectableインタフェースで定義されているものです。Choiceの場合はあまり使いません。

　　チョイスの選択項目が変更された場合はItemEventというイベントが発生します。これを受け取るのはItemListenerです。このItemListenerをインプリメントしたクラスをチェックボックスに登録(addItemListenerメソッド)します。
　　このItemListenerインターフェースをインプリメントするためには、itemStateChangedメソッドを実装しておく必要があります。

メソッド

void itemStateChanged(ItemEvent e)
　　　　イベントが発生した時に呼ばれます。

　　以下、例を示します。この例では上下２つのパネルを用意し、上のパネルにはチョイスを、下のパネルにはラベルを配置します。チョイスを変更するとラベルにもその結果が反映されるようにします。

import java.awt.*; import java.awt.event.*; public class Test18_18 implements ItemListener{ Choice choice; Label label; public static void main(String args[]){ new Test18_18(); } public Test18_18(){ /* フレームを作成します。*/ Frame frm = new Frame(); /* レイアウトを設定します。*/ frm.setLayout(new GridLayout(2, 1)); /* フレームのサイズを設定します。*/ frm.setSize(new Dimension(200,100)); /* チョイスを作成します。*/ choice = new Choice(); choice.add("北海道"); choice.add("東京"); choice.add("大阪"); choice.add("京都"); choice.add("沖縄"); /* リスナーに登録します。*/ choice.addItemListener(this); /* ラベルを作成します。*/ label = new Label("", Label.CENTER); /* フレームに登録します。*/ frm.add(choice); frm.add(label); /* フレームを表示させます。*/ frm.setVisible(true); } /* 選択状態が変更されるとここが呼ばれます。*/ public void itemStateChanged(ItemEvent e){ label.setText(choice.getSelectedItem()); } }

前ページへ　:　トップへ　:　次ページへ