分岐の条件が1つだけの場合を単一分岐という。フローチャートの書き方は以下のようになる。
また、C言語の書き方を青で示した。
変数nが0なら処理1を、 0以外なら処理2を実行する |
nがm以上なら処理1を、 未満なら処理2を実行する |
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if(n==0){
処理1;
}
else{
処理2;
} |
if(n>=m){
処理1;
}
else{
処理2;
} |
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charの内容が'A'であれば処理1を実行し、 それ以外ならば何もしない |
同上 こういう書き方もある |
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if(ch=='A'){
処理1;
} |
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どの例もすべて、処理をし終わった後は合流していることが重要です。
これは多重分岐などの場合も含めて、必ず合流しなくてはなりません。
次に例を示します。下の例では、キーボードから数字を入力し、それが10以上
20未満なら「10代」と表示します。
import java.io.*;
class Test{
public static void main(String args[]){
int n;
n = readNumber();
if ( 10 <= n && n < 20 )
System.out.println("10代");
}
// キーボードから数字を入力するメソッド
public static int readNumber(){
byte b[] = new byte[100];
try{
System.in.read(b);
return Integer.parseInt((new String(b)).trim());
}catch(Exception e){
return 0;
}
}
}
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上の例のように、「10以上」という条件と「20未満」という条件を
「&&」で区切ることで、
その両方を満たす場合に限り、次の文が実行されます。
さらに、複数の条件のうちどれか一つでも満たされていれば実行させたい場合は、
「&&」の代わりに、「||」で区切ります。
また、条件が満たされない場合の処理がなければ、「else」文を省略することも
できます。