例えば、ファイルの内容を表示するようなプログラム中にCTRL + Cを押すと、
終了してしまいます。しかしファイルをクローズしないで勝手に終わってしまっては
困ります。前ページのシステムコールでは、標準入出力中の
チェックの有無は設定できません。
このような場合は、プログラマーがCTRL + Cが押されたときの処理を自分で
書くことができます。自分が作って処理ルーチンの中でCTRL + Cが押されたという
フラグをセットし、リターンします。そして本編のプログラム内で時々そのフラグを
チェックし、フラグがセットされていれば、終了処理後終了させます。
または、CTRL + Cが押された処理は何もしないようにすれば、CTRL + Cを
無視することができます。
MS-DOSではCTRL + Cが押された場合、23h番の割り込み
が発生します。そこで、この割り込みベクタを書き換えることで、]
CTRL + Cの処理を書き換えることが可能となります。
なお、NECのPC-9801、9821シリーズには[STOP]キーがあります。
MS-DOSではCTRL + Cと同様の働きをしますが、こちらは割り込み番号06h番の割り込みが
発生します。